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田舎のおつきあい …………………… “田舎への入り方”をちょっと書いてみましょう。「うちは、つきあいなどいらんわい」という方は、何も気にせず、引っ越しましょう。そうでない方には、ちょっとアドバイス。 まず、引っ越してからすることは、第一に地区の「長」へのごあいさつ。これを忘れることはできません。田舎は第一印象で噂話が広がります。家族全員で、笑顔を忘れず、菓子折りなどを手渡すことが大切です。それだけで「感じのいい人や」となり、おつきあいがしやすくなります。 「家族の自己紹介新聞」などというものを作ってもいいかもしれません。家族構成・出身地・前住所・趣味などを書いて渡しておけば、後で根掘り葉掘り聞かれることも少なくなります。また、相手も警戒せずに親しみを持ってくれることでしょう。私など、自分の地区より隣の地区の方が近いので、そちらの区長にもごあいさつに行きました。そのせいかどうかはわかりませんが、隣の地区の人たちが親切にしてくれます。 次に、隣近所へのごあいさつ。後先が逆ではないか?と思われる方もいるでしょうが、田舎では区の長という存在が大きいのです。長を立てることで、いろいろと面倒を見てくれるのです。 それと、道で人と出会ったら、笑顔で“こんにちは”です。話しかけて来ます。それで親しくなっていきます。うちなどは、そのあいさつだけで、どれほどの野菜をいただいたことか。初めて会った人が野菜をくれるのです。非常にうれしいことです。それからは、笑顔であいさつを忘れません。なんか浅ましいですが。 引っ越しで面倒なことに、役場関係の手続きがありますが、ここでも笑顔です。役場だから事務的でいい、と思わず、にっこり話しましょう。そして、町や村のことで知りたいことなどを聞いてみましょう。私はまず、区長の家を尋ねました。親切に教えてくれましたよ、役場にしては。少しでも話をすると、すぐに顔を覚えてくれ、次からは名前を言わなくても、わかってくれます。知っているというだけで、ある程度信用してくれるのです。また、役場で働いている人が、近所の人だったりするので、やっぱり笑顔は必要なのです。 田舎では、知らない顔がうろうろしていると、上から下まで睨みつけるように見ていきます。怪しいやつだ、と。そんなことの無いように、「自己紹介新聞」には、顔写真を入れるのもいいかもしれません。私など、木工をしていることで地元の新聞に載ったのですが、それからは「木工をしている……」というと、「ああ、あの人」となり、笑顔の会話が生まれるのです。田舎では、目立つことも生きやすさのひとつなのです。目立ち過ぎると、おつきあいが忙しくなり、大変ですが。
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